園の人間関係がつらいときの5つの選択肢
この記事のまとめ
- 人間関係の悩みは、保育士が仕事を辞める理由として多いもののひとつ
- 距離をとる・相談する・配置を変える・園を変える、の順に選択肢がある
- パワハラにあたる言動は、園の外の公的な窓口にも相談できる
保育園は、少人数のチームで、一日中ずっと一緒に働く職場です。そのぶん、人間関係がうまくいかないと逃げ場がなく、毎日がつらくなりがちです。
「自分が悪いのかも」と思い込まずに、取れる選択肢を順番に見ていきましょう。
選択肢1:気持ちの距離をとる
すべての人と仲良くする必要はありません。仕事に必要な会話だけにして、休憩時間や帰り道は自分の時間を大切にする——それだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。
選択肢2:信頼できる人に相談する
同じ園の中に、話しやすい先輩や同期はいませんか。一人で抱え込まずに、まずは話してみましょう。園の外の友人や家族に聞いてもらうだけでも、気持ちの整理になります。
選択肢3:担当やクラスの配置を変えてもらう
特定の人との関係が原因なら、来年度のクラス配置で離れられるように、主任や園長に希望を伝える方法があります。すぐには変わらなくても、4月の区切りで環境が変わることもあります。
選択肢4:園の外の窓口に相談する
次のような言動がある場合は、パワーハラスメント(パワハラ)にあたる可能性があります。
- 人前で大声で怒鳴られる、人格を否定するようなことを言われる
- 一人だけ仕事を与えられない、無視される
- 明らかにこなせない量の仕事を押しつけられる
職場のパワハラ対策は、2022年4月から中小企業を含むすべての事業主の義務になっています。園に相談窓口があれば使えますし、園の外では、労働局の総合労働相談コーナー(無料)に相談できます。
言われたこと、された日時、周りにいた人をメモしておくと、相談するときに役立ちます。
選択肢5:園を変える
できることを試してもつらいままなら、園を変えるのも自然な選択です。人間関係は園によって本当に違います。 同じ保育士の仕事でも、園が変われば働きやすさは大きく変わります。
次の園で同じことにならないように、見学や面接で職場の雰囲気を確かめるポイントをいい園の見分け方チェックリストにまとめています。
保育士向けの転職サービスには、園の内部の雰囲気や離職の状況などを把握している担当者がいることもあります。「人間関係が良い園がいい」と条件を伝えて、紹介してもらう方法もあります。
心と体が限界なら
眠れない、朝になると涙が出る、食欲がないなどの状態が続くときは、転職より先に、心と体を守ることを優先してください。医療機関の受診や、厚生労働省の「こころの耳」の相談窓口(電話・メール・SNS)も利用できます。
参考にした公的情報
この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の労働問題への助言ではありません。職場のトラブルは、各都道府県の労働局にある総合労働相談コーナー(無料)などの公的な窓口にも相談できます。